254.竹原神社(たけはらじんじゃ)

熊本県八代市竹原町2225

 レンタカーでの熊本県神社巡り、9社めは竹原神社です。境内入り口の御神木が目立ちます。昔ここは竹原の津という港だったということです。境内は広く、土俵もありました。境内横の末社には仁王像が立っています。御朱印は残念ながら宮司さんが留守のため、印だけ頂きました。

創建/由緒やつしろぷれすより)
 この地は妙見神が渡来した竹原の津跡と言われています。
「妙見実記」などによると、天武帝白鳳9年(680年)の秋、中国名州(寧波)から妙見神が目深検校、手長次郎、足早三郎の3人に姿を変え、亀蛇の背に載って海を渡り、この八代郡土北郷八千把村竹原の津に上陸し、約3年感仮座したと伝えられています。その後、同11年(682年)益城郡小熊野村の千代松が峯に移り鎮座、さらに天平宝字2年(758年)に八代郡土北郷横嶽ノ嶺に移り、その地に妙見上宮が創建されました。その由来によりこの地に妙見神を奉り、竹原妙見宮と呼ばれました。
文治2年(1186年)後鳥羽天皇の勅願により妙見下宮(現在の八代神社)が建設される際、この場所も妙見信仰上陸地なので、竹原妙見宮が建てられました。
明治元年(1868年)に神仏分離令が出された為、明治4年(1871年)に竹原妙見宮から竹原宮となり、現在は竹原神社と名前を変えました。

御祭神
 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

御神徳
 安産、長寿、招福、出世開運、学業上達、技術向上、海上安全、厄除け、病気治癒、中風病退除、養蚕守護

2013.9.15
境内入り口の鳥居
拝殿手前の狛犬さん(左)
拝殿手前の狛犬さん(右)
拝殿です。
本殿、白塗りになってます。
拝殿横の境内社
境内社前の仁王像(左)
境内社前の仁王像(右)
参道入り口右手の御神木
樟の木は中国では「チャン」というそうです。
妙見信仰の百済一族の上陸の地、昔は海岸だったようです。