244.熊本大神宮(くまもとだいじんぐう)

熊本県熊本市中央区本丸3-5

 熊本市内神社巡り、14社めは熊本大神宮です。「○○大神宮」という名の神社は、伊勢神宮の分社で天照皇大神を祀った神社です。熊本大神宮は、先に参拝した熊本城稲荷神社のとなりに鎮座しており、熊本城稲荷神社の次に参拝したのですが、宮司さんが留守であったため、改めての参拝で御朱印を頂くことが出来ました。大きな神社ではありませんが、格式は高そうでした。

創建/由緒
 明治3年(1870年)の大教宣布の詔を受けて、同9年(1876年)に神宮教院(後の神道神宮派(神宮教))の熊本本部として伊勢神宮の神璽を迎えて熊本城内に鎮座したが、西南戦争により翌10年2月に熊本城と共に焼失した為、同11年、手取本町(現びぷれす熊日会館及びホテル日航熊本の東側一帯)に神明造の殿舎を建て、また大講堂や学生寮等も併設して神宮大麻や神宮暦の頒布と共に青年の教導を担った。その後、明治21年(1888年)に鷹匠町(現下通付近)に移転、同32年(1899年)9月に神宮教が神宮奉斎会へ解組、改称されるに伴い神宮奉斎会熊本本部となり、県下の神宮大麻や神宮暦の頒布を専権し、大正15年(1926年)には現在地に神殿、拝殿等を新設して翌昭和2年(1927年)1月24日に遷座した。昭和20年(1945年)12月に神道指令を受けて神宮奉斎会が解散すると、翌21年6月に神社として再発足する。神社本庁が包括する神社の一つであるため、奉職するには、本庁の発行する階位が必要である。熊本県神社庁熊本中支部に所属。平成28年(2016年)4月に発生した平成28年熊本地震により、熊本城の東十八間櫓と北十八間櫓が倒壊し、神社の建物の屋根を突き破る被害が発生した。

主祭神
 天照皇大神(あまてらすおおみかみ)
 豊受大神(とようけのおおかみ)

配祀神
 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
 高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
 倭日売命(やまとひめのみこと)
 神御産巣日大神(たかみむすびのおおかみ)

御神徳
 所願成就、商売繁盛、五穀豊穣

2013.9.7
境内入り口の鳥居

正面の社務所の裏にそびえ立っているのは、熊本城の石垣と東十八間櫓と北十八間櫓です。この参拝の3年後、平成28年(2016年)4月に発生した熊本地震により、この東十八間櫓と北十八間櫓が倒壊し、社務所の屋根を突き破る被害が発生しました。

拝殿です。
境内社 恵比須社