236.出水神社(いずみじんじゃ)

熊本県熊本市中央区水前寺公園8番1号

 熊本市内神社めぐり、6社めは出水神社です。出水神社は、水前寺成趣園内に鎮座しており、参拝のためには、水前寺成趣園への入場料が必要です。水前寺成趣園はもともと細川家とゆかりが深く、出水神社には細川家歴代藩主が祀られています。水前寺公園の池の水は湧水だそうで、とてもきれいで済んでいました。庭園は東海道53次を模しているとのことで、富士山もありました。

出水神社(水前寺成趣園)公式ホームページ

創 建
 明治11年(1878年)10月7日

由 緒(ホームページより抜粋)
 寛永9年(1632年)、肥後細川家の初代藩主細川忠利公は熊本において初代熊本藩主となりました。
忠利公は熊本城東南の地に、豊前(大分県中津市)から訪れていた住職・玄宅のために、一寺を設けて水前寺」と名付けました。さらに、忠利公が鷹狩りの際、この地の清水の湧き出る様子を殊の外お気に召され御茶屋を作事し、「水前寺御茶屋」と呼ばれるようになりました。これが水前寺成趣園の始まりです。
 二代目藩主細川光尚公三代目藩主綱利公にわたり大規模な作庭が行われ、寛文11年(1671年)、桃山式の優美な回遊式庭園が完成し、「成趣園」と名付けられました。成趣園という名は陶淵明の詩『帰去来辞』に由来します。
 華やかな元禄時代(1688~1704年)には東屋も多く設けられ、「成趣園十景」を選んで楽しまれました。
しかし、重賢公の代には宝暦の改革(1752年)により建物は酔月亭一つを残して撤去され、樹木も松だけの質素なものとなりました。
 護久公の代には版籍奉還(1869年)により一時官有地となりましたが、明治11年(1878年)10月7日、成趣園を境内地として細川藤孝公・忠興公以下歴代藩主を祀る出水神社が創建され、今日に至ります。

主祭神
 細川藤孝公(ほそかわふじたかこう:初代当主)
 細川忠興公(ほそかわただおきこう:二代当主)
 細川忠利公(ほそかわただとしこう:三代当主、初代熊本藩主)
 細川重賢公(ほそかわしげかたこう:八代当主、六代熊本藩主)

配祭神
 細川光尚公(ほそかわみつなおこう:四代当主、二代熊本藩主)
 細川綱利公(ほそかわつなとしこう:五代当主、三代熊本藩主)
 細川宣紀公(ほそかわのりきこう :六代当主、四大熊本藩主)
 細川宗孝公(ほそかわむねたかこう:七代当主、五大熊本藩主)
 細川治年公(ほそかわはるとしこう:九代当主、七代熊本藩主)
 細川斉茲公(ほそかわなりしげこう:十代当主、八代熊本藩主)
 細川斉樹公(ほそかわなりたつこう:十一代当主、九代熊本藩主)
 細川斉護公(ほそかわなりもりこう:十二代当主、十代熊本藩主)
 細川韶邦公(ほそかわよしくにこう:十三代当主、十一代熊本藩主/熊本藩知事)
 細川護久公(ほそかわもりひさこう:十四代当主、熊本藩知事)
 細川玉(ほそかわたま:忠興室、ガラシャ)

御神徳
 熊本の守護神文武の神産業の神様として、無病息災商売繁盛学業成就など

2013.9.7
一の鳥居

この先に水前寺成趣園の入り口があります。

水前寺成趣園の庭園が広がります。

左手、橋の方向に見えるのが富士山を模した山です。池の水は阿蘇山からの湧水です。

亀石、橋の上から見えました。
出水神社の境内入り口の鳥居です。
拝殿です。
拝殿の正面
拝殿の扁額
拝殿内部
稲荷神社の鳥居
稲荷神社の社殿
11代当主の斉茲公による創建だそうです。
御神水「長寿の水」
忠興公のお気に入りだったようです。
ご案内(説明)