9.筥﨑(八幡)宮(はこざきぐう)

福岡県福岡市東区箱崎1-22-1

 福岡市内神社めぐり4社めは日本三大八幡のひとつ筥崎宮。天神から地下鉄に乗り、中洲川端駅で貝塚行に乗り換えて箱崎宮前で下車。駅の名前に『筥』ではなく『箱』の文字を使っているのは、駅名に同じ文字を使うのはおこがましいからという配慮があったとのことです。ちなみに、残りの八幡様は、総本山である宇佐神宮と石清水八幡宮だそうです。筥崎宮は海から続く長い参道があり、その先にりっぱな楼門が立っています。近づくと、「敵国降伏」と書かれた扁額が目にはいってきます。最初は、なんで「敵国降伏」なのと思いました。これは醍醐天皇の宸筆だそうで、創建は922年と伝えられており、元寇の時にはすでに鎮座していたことになります。

 2013年9月14日、一年ぶりに放生会に合わせて参拝しました。長い参道の両端をびっしりと並んだ夜店、800店舗もあるとのこと。そしてその夜店の間の参道は参拝客で埋め尽くされ、歩くのも大変でした。拝殿前にも参拝者の行列ができていてお参りに結構な時間がかかってしまいました。今回は、楼門が解放されていて、拝殿の中に入ることができました。この混雑で御朱印を頂けないかと思いましたが、無事にいただくことができました。

筥﨑宮公式ホームページ

創 建
 平安時代の中頃、延喜21年(西暦921)、醍醐天皇が神勅により「敵国降伏」(てきこくこうふく)の宸筆(しんぴつ)を下賜され、この地に壮麗な御社殿を建立し、延長元年(923)筑前大分(だいぶ)宮(穂波宮)より遷座。

御祭神
 応神天応(おうじんてんのう)
 神功皇后(じんぐうこうごう)
 玉依姫命(たまよりひめのみこと)

御神徳
 厄除・勝運の神

一の鳥居、普通の神社と数え方が逆です。
神 門
神門の扁額
境内社群
境内社群

以下、2013年9月14日の放生会の時に参拝した様子です。

鳥居の前の狛犬さん(左)
鳥居前の狛犬さん(右)
敵国降伏の社額が闇夜に浮き出ていました。
前回の参拝の時には入れなかった本殿です。
放生会で参道を埋め尽くす人々、
ピンボケになってしまいました。