212.松原神社(まつばらじんじゃ)

佐賀県佐賀市松原2-10-43

 佐賀方面神社巡りの2社めは松原神社、佐嘉神社のとなりです。というより、松原神社の境内に佐嘉神社が建てられました。御祭神は、鍋島藩の藩祖鍋島直茂公と初代藩主鍋島勝茂公です。境内はたいへん広々としていて気持ちのいい神社です。御朱印は、佐嘉神社でいただきました。

松原神社(佐嘉神社)公式ホームページ

創建/由緒(ホームページより抜粋)
 松原神社は明和9年(安永元年 1772)、佐賀藩第8代藩主鍋島治茂公により藩祖鍋島直茂公をお祀りする「日峯社」として創建されました。治茂公は佐賀藩中興の祖と仰がれ、六府方(殖産興業機関)や藩校弘道館の創設など藩政改革を積極的に進められましたが、その改革の初めにあたり、佐賀藩創業の精神に立ち返るべく、藩祖直茂公を祀る神社を創建されたのです。なお、ご神号「日峯大明神」は、直茂公のご戒名「高伝寺殿日峯宗智大居士」によるものです。
 その後、文化14年(1817)に直茂公の夫人彦鶴姫様(陽泰院様)と祖父清久公(利叟様)を合祀し「松原社」と改称、更に明治5年(1872)、初代藩主勝茂公が合祀されました。
 明治6年(1873)、それまで春日(現在の佐賀市大和町)の敷山神社でお祀りされていた龍造寺隆信公、政家公、高房公の三柱を新に「北殿」として合祀、同年、幕末の名君十代藩主鍋島直正公の遺徳を偲ぶ旧藩士民の願いによりその御霊を祀る「南殿」が奉祀され、直茂公以下鍋島家4柱を祀る「中殿」とあわせ三つの本殿からなる「松原神社」となり、明治8年県社に列格、大正12年(1923)には最後の藩主、十一代直大公も南殿に合祀されました。
 昭和8年(1933)、松原神社西方の浄域に直正公の御霊をお遷しして新たに佐嘉神社が創建され、昭和23年(1948)には直大公の御霊も佐嘉神社に合祀されました。その後昭和38年(1963)、本殿を一殿二座に改築、鍋島家4柱を南座、龍造寺家3柱を北座に祀り現在に至っています。

御祭神
 南座四柱
  鍋島清久命(なべしまこいよひさのみこと)
  鍋島直茂命(なべしまなおしげのみこと)
  彦鶴姫命(ひこつるひめのみこと 鍋島直茂室)
  鍋島勝茂命(なべしまかつしげのみこと 佐嘉藩第一代藩主)
 北座三柱
  龍造寺隆信命(りゅうぞうじたかのぶのみこと)
  龍造寺政家命(りゅうぞうじまさいえのみこと)
  龍造寺高房命(りゅうぞうじたかふさのみこと)
 

御神徳
 安産、交通安全、厄払、病気平癒、仮名完全、商売繁盛、心願成就、など

2013.7.28
神門です。
境内の狛犬さん(左)
境内の狛犬さん(右)
陶磁の灯篭です。
修繕のためここにあるそうです。
陶磁の鳥居です。
陶磁の鳥居、裏側です。
河童の木造 の写真です。

元々は神門に飾られていたそうですが、今は河童社に安置されているそうです。

河童の木造です。
水かけ河童もありました。
御神木の大楠です。