75.淡島神社(あわしまじんじゃ)

福岡県北九州市門司区奥田4丁目9-5

 北九州神社めぐり5社めは淡島神社です。門司港駅まで歩き、バスを乗り継いで訪れました。神社前でバスを降りひな祭りでもあり、お宮参りの方々がお払いを受けていました。拝殿の横が宮司さんの控え室になっていて、御祓いを受ける人の待合室にもなっておりとてもオープンな感じでした。宮司さんも気さくな方でした。

淡島神社公式ホームページ

創 建
 人皇第79代六条天皇の御代(西暦1165年~1168年)紀国加太の淡嶋神社を勧請(かんじょう)したと伝えられる。

御祭神
 少名比古那神(すきうなひこなのかみ)

由 緒(ホームページより)
 御祭神の少名比古那神(すくなひこなのかみ)は神産巣日神(かみむすびのかみ)の御子で手俣(たなまた)からお生まれになったという小さな神さまですが、神代の昔、大穴牟遅科神(おおあなむちのかみ)すなわち大国主神(おおくにぬしのかみ)と共に心を一にし力を戮(あわ)せて此の日本の国土を御経営(おつくり)になり、人々だけで無く、鳥や蓄(けもの)に至るまで諸病を治す薬方をお定めになると共に裁縫の道を広められた、いわゆる医薬・裁縫の親神さまと称えられる御神徳の高いお神さまであらせられます。
一説によると「天照大御神(あまてらすおおみかみ)の女(むすめ)で、住吉大神(すみよしのおおかみ)の后(きさき)になられた『あはしまさま』が婦人病を患ったため海に流されてしまう。お嘆きになったあはしまさまは、『この悲しみから世の女性を救いたい』と仰せになり『紀州加太』に祀られた。」とあります。この淡島さまの祭日が三月三日であったことから雛祭り(ひなまつり)とも結びつき、淡島を祈れば婦人病に罹(かか)らず丈夫な子を授かると信じられたのです。
淡島神社の月例祭が三の日に行われるのも、これに起因しているのでしょう。
要するに、淡島さまは正装でお参りする面と、普段着で親しくお参りできる面の両面相俟(あいま)って中世末から近世にかけて、その信仰は全国各地に広まって行ったのです。

御神徳
 安産、子授け、万病平癒、良縁、厄除け、家内安全

2013.3.3
入り口の鳥居と長くまっすぐ伸びた参道