54.三所神社(さんしょじんじゃ)

福岡県福岡市西区宮浦1157

創建/由緒
 社伝によると神亀5年(728)聖武天皇の頃に勧請され、航海の守護神の宗像三神が祀られています。
 享和3年(1803) 、ここに奉納された「板絵著色武者絵馬」は、江戸の浮世絵師葛飾北斎の弟子、柳々居辰斎(生没年未詳)の作で、加藤清正の虎退治を画題としています。これは、ここ宮浦の海運業者4人が航海安全を祈願して奉納したもので、船名、船頭名が記されており、筑前五ヶ浦廻船の最盛期を裏付ける絵馬として、市の有形民俗文化財の指定を受けています。

御祭神
 田心姫大神(タゴリヒメノカミ)
 湍津姫大神(タギツヒメノカミ)
 市杵嶋姫大神(イチキシマヒメノカミ)
 応神天皇(オウジンテンノウ)

御神徳
 海上交通と陸上との結び

拝殿前の鳥居
拝殿前の狛犬さん(左)
拝殿前の狛犬さん(右)
由緒書