47.大富神社(おおとみじんじゃ)

福岡県豊前市四郎丸256

 大分神社めぐり7社めは、大富神社です。嘯吹八幡神社とともに、福岡県豊前市にある神社で、嘯吹八幡神社もそうだったのですが、拝殿と本殿が分かれています。いままでこうした形式の建物はありませんでした。大祭の時は本殿と拝殿を渡り廊下でつなぐとのことです。

大富神社公式ホームページ

創建/由緒(ホームページより抜粋)
 当社の創建年は定かではありませんが、縁起の冒頭部分に、第10代崇神天皇5年(紀元前93年)にこの地で疫病が流行り、国主が当社に祈らせたところ、疫病が止んだとあり、2千年以上の遥か昔よりお祀りされてきたと考えられます。
 境内の南の山の頂には「船石(ふないし)」と呼ばれる磐座があり、神功皇后がこの石の上で祈ったところ船の如く動いたという伝承も残ります。
 神社の由緒を記した縁起によると、古時、宗像大神より真早という者に「山田原に住む、早く宝基(神殿)を建てよ」との神託が下り、宗像大神をお祀りしたとあります。

 第40代天武天皇白鳳元年(672年)には、横武行次という者に神託が下り、八幡大神・住吉大神・斎主神を合祀いたしております。
 現在の御本殿は嘉永5年(1852年)に再建されたもので、総ケヤキ造の社殿には緻密な彫刻が多く施され、檜皮葺きの屋根の構造は、入母屋造の正面に唐破風・千鳥破風を取り入れた荘厳な造りとなっています。
 2千年以上の長きに渡り豊前の鎮守としてこの地に生きる人々をお守りし、富の価値観が変わってきた現代においても「大きな富」・「豊かな心」のお神様として、広く崇敬を集めております。

御祭神

 宗像大神(むなかたのおおかみ)
  田心姫命(たごりひめのみこと)
  湍津姫命(たぎつひめのみこと)
  市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)

 八幡大神(はちまんのおおかみ)
  仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
  神功皇后(じんぐうこうごう)
  応神天皇(おうじんてんのう)

 住吉大神(すみよしのおおかみ)
  表筒男命(うわつつのおのみこと)
  中筒男命(なかつつのおのみこと)
  底筒男命(そこつつのおのみこと)

  斎主神(いわいぬしのかみ)

御神徳
 家内安全・交通安全・商業繁栄・学業成就・受験合格・安産祈願・初宮詣・七五三・必勝祈願・厄除祈願・災難除け・病気平癒・方位除け・八方除け・心願成就・開運・

2012.11.3
参道入り口の鳥居
本殿、拝殿とつながっていないため、本殿を直接お参りできます。