261.粟嶋神社(あわしまじんじゃ)

熊本県宇土市新開町557

 レンタカーでの熊本県神社巡り、16社め、本日最後の参拝は粟嶋神社です。一日に16社の参拝は新記録です。時刻は夕方5時半を回っており、駄目もとで参拝、売店など後片付けを始めているところでしたが、御朱印を頂くことができました。参拝は裏口からの参拝でしたが、表には新しい狛犬と大鳥居が建立されていました。拝殿の前にはミニ鳥居が3つ、日本一小さい鳥居とのことで、奉納はずいぶん昔のようです。また、拝殿の向かいの倉庫のような建物には、ちょっと危ない御神体が鎮座しておりました。

 2025年11月、ホームページの改変に伴い、ホームページを訪れたところ、本殿が新しく竣工されたとのことでした。

粟嶋神社公式ホームページ

創建/由緒
 寛永10年(西暦1633年)この地に信心深い、老夫婦の次衛門とその妻がすんでいました。この年の2月3日夕方のことです。大層粗末な身なりの旅の僧が訪れ、一夜の宿を乞われました。信心深く正直者の老夫婦は快く招き入れ、素朴ながら心からのおもてなしをいたしました。その夜、寝ている老妻の夢枕に一人の神様がお立ち遊ばれ、「我は粟嶋の神なるぞ、信心深き汝等に幸を授けん。」とお告げになりました。さて、翌朝「私はこのように貧しい旅の者、にもかかわらず、昨夜からの心のこもったおもてなし、まことに有り難く存じます。」と言い残されて旅立たれました。気がつくと、僧侶の布団の枕元に一体の御神像がおかれていました。驚いた老夫婦が急いで僧侶の後を追いかけましたが、僧侶の姿は見当たりませんでした。そのうちに老妻は、はっと昨夜の夢のお告げを思い出し、二人はこれこそ御祭神少彦名命(すくなひこなのみこと:粟嶋大明神)に相違ないと想い、小さな祠を建てて御神像を安置し、朝夕熱心に信仰しました。
 ところで、当神社の御祭神少彦名命は、出雲大社の大国主命(おおくにぬしのみこと)とともに豊かな国造りに活躍され、国土の開発・医薬健康の祖神・諸業繁栄などに霊験あらたかな粟嶋大明神のご神徳を聞きつけ、多くの方々が参詣されるようになりました。当神社では、2月3日を縁日と定められましたが、明治38年に新暦の3月3日に改められ毎年春季大祭・秋季大祭を行うこととし、県内はもとより県外からも多くの方々にお参りいただいております。

御祭神
 少彦名命(すくなひこなのみこと:粟嶋大明神)

御神徳
 安産、子授け、厄除け、方位除け、交通安全、病気平癒、合格祈願

2013.9.15
表参道の鳥居
鳥居前の狛犬さん(左)
鳥居前の狛犬さん(右)
裏参道の鳥居
拝殿前の鳥居
拝殿前には3つのミニ鳥居がありました。

 粟嶋神社の境内には日本一小さい鳥居があります。この鳥居は、文化11年(1814年)当時、重い病に苦しまれた方が、医薬の祖神として霊験あらたかな粟嶋大明神の御神徳にすがり当神社で御祈祷を受け、熱心に信仰されたところ、奇跡的に病が完治しました。そこで病気平癒の御礼に感謝をこめて他に比類なく永久に残るものをと奉納されたものです。この鳥居をくぐり抜けると、霊験あらたかなりとの言い伝えがあります。
(ホームページより)

拝殿の扁額
チョット危ない御神体です。