255.八代宮(やつしろぐう)

熊本県八代市松江城町7-34

 レンタカーでの熊本県神社巡り、10社めは八代宮です。八代城の跡に建てられています。御祭神が懐良(かねよし)親王と良成(よしなり)親王の2柱、あまり聞きなれませんが、南北朝時代、九州に置かれた征西府の初代、2代の将軍だそうです。神社の創設は明治になってからで、有志や学者らによって苦労の末建立されたとのことです。境内は、きれいで、すがすがしさを感じさせる雰囲気がありました。

創建/由緒(Wikipediaより)
 後醍醐天皇の皇子で、征西将軍としてこの地で足利軍と戦った懐良親王を主祭神とし、懐良親王歿後に征西将軍職を継いだ良成親王を配祀する。地元では「将軍さん」の愛称で呼ばれている。建武中興十五社の一社である。
 明治維新以降、南朝の功労者を祀る神社の創建運動が各地で起こり、懐良親王の墓所のある八代の住民からも、懐良親王と良成親王を祀る神社を創建し、鎌倉宮・井伊谷宮と並ぶ官幣中社にしてほしいという請願が何度かなされた。住民である徳富忠七や八代宮創立発起担当人の村上忠三らは、墓所から遠くない松江城(八代城)の址に神社を建てることを求めた。これを請けて1880年(明治13年)に太政官が熊本県に創立を命じ、懐良親王を祭神とし、良成親王を配祀する神社が八代宮の名で願い通りに造られることとなった。同地には官有地と民有地があったが、1881年(明治14年)に民有地が神社のために寄付されたため、八代城址は全体が神社の境内になった。また神社の前から市街に通じる道路を開くこととした。建設予算は9463円80銭4厘で、寄付金2642円97銭4厘(寄付金2000円、残りは力役提供を金銭に換算)と官費6820円83銭で拠出した。またこの年に、宮内省と内務省は霊代(神体)を社殿完成後に新しい鏡で納めることにすることを決めた。社殿が完成してから、明治17年(1884年)4月20日に鎮座祭が行われ、霊代が納められた。

主祭神
 懐良親王(かねながしんのう)
配祀神
 良成親王(りょうせいしんのう)

御神徳
 開運招福、必勝祈願、武運長久

2013.9.15
八代城に続く参道に立つ一の鳥居
お堀に掛かった参道の橋
境内入り口の二の鳥居
二の鳥居前の狛犬さん(左)
二の鳥居前の狛犬さん(右)
四脚(よつあし)門です。
拝殿です。
本殿です。
境内社 霊社
八代城、天守はありません。