201.御嶽神社(みたけじんじゃ)

福岡県宗像市大島字中津和瀬2987
宗像市大島に鎮座する宗像大社中津宮への参拝のおり、マイクロバスで観光名所を巡る無料バスツアーがあったので参加したところ、中津宮の奥宮でもある御嶽神社に立ち寄り参拝しました。大島で一番高い御嶽山の山頂(標高224m)に鎮座しています。あいにくの天気で景色は良くありませんでしたが、短時間で大島の自然を堪能することができました。
創 建
1752年(宝暦2年)9月16日造営
由 緒
大陸との間の交易が活発になった4世紀ごろ、大陸との交通の要衝である沖ノ島で航海の安全や交流の成就を祈る大規模な祭祀が行われるようになっていたとみられます。この頃は社殿がない露天での祭祀で、7世紀ごろには同様の祭祀が現在の御嶽神社があり玄界灘を見下ろす御嶽山の山頂、および現在の宗像大社辺津宮のある本土の田島でも行われるようになります。
8世紀前半に成立した日本最古の歴史書である“古事記”や“日本書紀”には豪族の宗像氏が沖津宮、中津宮、辺津宮の三宮で宗像三女神を祀っていると記されています。16世紀ごろまでには御嶽山の麓に社殿が造営されて現在の中津宮となり、山頂にある御嶽神社は中津宮の奥宮となりました。
現在でも御嶽神社の周辺には7世紀から9世紀ごろに行われた古代祭祀場の跡である大島御嶽山遺跡が残されています。
御祭神
天照皇大神(あまてらすおおみかみ)
湍津姫命荒魂(たぎつひめのみことのあらたま)
御神徳
航海・交通安全、国家安泰、五穀豊穣

