171.加江田神社(かえだじんじゃ)

宮崎県宮崎市学園木花台桜1-29-4

 宮崎神社めぐり3日め、7社めの参拝は加江田神社。宮崎大学の近くです。実は、急遽参拝しようとした木花神社を探しているうちに見つけた神社です。結局木花神社へはたどり着けず、代わりに参拝する形になりました。境内はそこそこの広さがあり、本殿も立派で、社務所もありましたが神職の方が不在で御朱印は頂けず。狛犬さんの真っ赤な目が印象的でした。後で調べたところ、その昔、大地震と津波で現在地へ鎮座することになったということで、御祭神は天照大神、伊弉諾尊(イザナギ)・伊弉無命(イザナミ)だそうです。非常に古い神社のようです。

創建/由緒(宮崎県神道青年会ホームページより抜粋)
 伊弉諾大神が檍原で禊された所として、元加江田村字中原という所に鎮座された。寛文二年(1662)の大地震の時、海辺の一村は沈み、田畑高八五〇〇石が損失し、その他末社斟八神社の社領も海に没した。その時河野某なる者、ご神体を泥海の中から辛うじて奉り、字仮神という所に小社を過構えた。寛文十二年(1672)九月十八日字丈之馬場へ遷し奉った。寛政十一年(1799)九月二十九日ご殿並びに舞殿等を再興する。
此社は往古より加江田伊勢神明宮と称し、日向国旧社の一社である。ことに皇室の大祖たる天照大神ご出生の霊蹟と云い伝えられ維新の際加江田神社と改称、郷社に列せられる。
維新以前は、飫肥藩崇敬社としてご神殿、祭具等伊東家のご紋を彫刻され、毎年二、六、九月の例祭には領主自ら参拝された。祭典時には神事料、玄米弐石弐斗八升を下賜されたと伝えられている。天照大神が上古天の長田狭田に御田作られし古事に準じ、毎年三月の例祭には社人牛を用いて田作りをする。その時松葉を苗として植える。里人は祭典修めを待ち其の苗を申し受け、我が家の守り神として謹んで拝するのである。

御祭神
 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
 伊弉諾命(いざなぎのみこと)
 伊弉美命(いざなみのみこと)

御神徳
 縁結び、恋愛成就、安産、厄除開運、殖産信仰

参道入り口の階段
境内入り口の鳥居
境内入り口鳥居前の狛犬さん(左)
境内入り口鳥居前の狛犬さん(

真っ赤な目が印象的です。

拝殿です。
本 殿
境内社 御年神社
境内社 福智神社