159.都萬神社(つまじんじゃ)

宮崎県西都市大字妻1

 宮崎神社めぐり2日め、10社めは都萬神社。御際神は、アマテラスの孫ニニギノ尊の妻であるコノハナサクヤヒメであり、「都萬」は、「妻」の当て字であるようです。そのためか、縁結びや、お乳の神様など母親としての由緒がたくさんあります。お乳の神様の由緒によると、3人の子供にお乳が足りず、甘酒を造ってのませたとあります。そのため、日本酒発祥の地とされているとのことですが、甘酒がお乳の代わりになったのでしょうか、赤ちゃんが酔っ払ってしまうのでは?

都萬神社公式ホームページ

創 建
 不 詳

由 緒
 御創建の年代は定かではないが、当神社が初めて史書にみえるのは、「続日本後紀」で、仁明天皇承和4年(837)8月の条に「日向国子湯郡妻神宮社に預かる」とあり、また「三代実録」の天安2年(858)の条にも神階昇格の記載がある。更に延喜式神名帳には日向国4座の内、児湯郡2座として都農神社とともに都萬神社が記載されており、式内社といわれる所以である。当神社はこれらの文献にみえるより更に古く奈良時代には存在していたと思われる。建久年間(1190~1199)伊東氏日向を領するや供田を献じて奉賽に務め、慶長8年(1603)島津以久公佐土原に封せられ4代藩主忠高は妻村内315石を社領として安堵するなど伊東氏に引き続き島津氏も都萬神社に対する尊崇の誠が示されており、往年の盛儀が偲ばれる。その後明治6年県社に列せられ、明治40年には神饌幣帛料供進指定を受けるなど古来からの尊崇は明治維新以後も衰えることはなかった。

御祭神
 木花開耶姫命 (コノハナサクヤヒメノミコト)

御神徳
 縁結び、安産、子育て、家内安全 厄除 交通安全

2013.4.28
東参道入り口の鳥居
参道途中の太鼓橋
境内に続く階段
境内入り口の鳥居
鳥居のそばの狛犬さん(左)
鳥居のそばの狛犬さん(右)

生け垣に埋もれていました。

拝殿正面

拝殿の入り口に「日本一の大太刀」とありますが、宝暦二年(1450年)日下部成家が奉納したと伝えられ、全長3.5mもあるそうです。

本 殿
都萬神社の説明
千年楠の洞洞木

大楠の一部で作られた木洞で慎み・畏まる・通るの意から洞洞木と命名、『夢かなう 幸せ招く 願い叶う 木洞』

日本清酒発祥の地なのだそうです。
境内社 大山祇神社
大山祇神社由緒

大山祇神社の御祭神である大山祇命(おおやまつみのみこと)は、都萬神社の御祭神である木花咲耶姫命の父親です。

乳神の鳥居
乳神の社殿
乳神のいわれ

本当にお乳の代わりに甘酒を飲ませたのでしょうか?赤ちゃんが酔っ払ってしまうのでは?

御神木の大楠、樹齢1,200年、巨樹百選に選ばれています。
古事記と日本書紀ににちなんで、「記紀の道」としているそうです。
都萬神社は「記紀の道」にあります。